夜明けの缶コーヒー

珍らしく夜10時半ごろに薬も飲まず眠り熟睡感で目覚めるとまだ12時半
本来ならこの時間頃、薬とほんの一口の焼酎の水割りで寝付くのだが。
それからは目がさえて眠れず、仕方なく枕元に積んであった文庫を
開きあちこち飛ばし読み。終活とごみ有料化に向けて本の整理始末を
思い立ったが本来のケチが邪魔をしてすんなりとは捨てきれず、又少しずつ
読み返しその後処分をしている。大層な本ではなく娯楽本に近い内容の
ものだが捨てるに忍びない。また昔読んだものでも年月がたち読み返してみると
違った視点感じ方がして尚未練に拍車がかかる。
缶コーヒー片手にまさにこれこそコマーシャルを地で行くような
夜明けの缶コーヒー。昼間の飲み残し、情緒も何もあったものではないが
気楽な事この上ない、お一人様の終活。