老婆の休日

最近焼酎の口中水割りは飽きて寝しなに桂文珍の落語に凝っている。
中でも老婆の休日、何度聞いても同じところで大笑い。
世相を交えながら本題へ引き込んでいく話芸はさすがと
おこがましいながら感心しきりである。内容は大方が老婆の生態を
面白おかしく話しているのだが、婆ちゃんは話のネタになるのだが
爺ちゃんにはあまりそのような話は聞かないようだ。女は連れ合いの死後
3日あるいは3か月でより元気になるというのが通説のようだが、男の高齢者は
しょぼんとなるかあるいは男やもめにウジがわく、女やもめに花が咲くと
揶揄されているように老婆のほうが面白おかしく楽しんで生きているのだろう。
スマホを枕元に置き入眠剤とともに聞いているが昼間の猛暑も忘れ
ささやかな幸せを感じる老婆のお休みタイム。