棚田

梅雨の晴れ間に誘われてあちこちの棚田を写して歩いた。
観光資源の一つとして村落あげて保存し見事な棚田の風景もあれば
過疎地で農業従事者の高齢化、後継者不足かで荒れるにまかせている棚田もある。
大の米飯党の身には少し淋しい気がするが耕運機も入れない狭い農地では大変な
重労働と察する。食糧自給率の低下が言われて久しいが口に入れるものだけはせめて国産に
こだわりたい。特にお米に関しては譲れないことの一つだ。
ひょんな事からお米の話題になり知人のお米農家の方から殆どこの2年無料に近い値段で
分けて頂ける幸運にありついた。炊き上がったお米の一粒づつがひかり輝き
良い香りを漂わせしばし小さな幸せも頂いている。ただご多分に漏れずその方も高齢者。
万が一病に伏せった時にはこのお米も食べられなくなるかと思うと、さんざんお米放浪を
してきた身には考えたくない事の一つだ。