八つ当たり

秋の夕日はつるべ落としというが陽が陰るとともに何故だか
肌寒さに加え侘びしさをも余計につのりついつい当たらなくてもよい友に
不愉快な思いをさせてしまった。ある書類に家人の死忘年月日を書くに当たり
仏壇の位牌を3つテーブルに並べていた。それらを眺めていたら
突然訳もなく腹が立ちたまたま用事で電話がかかってきた友に
突っかかってしまった次第。ただおろおろする友に今さら鉾もおさめられず
言わずもがなの事までも言ってしまった。
それからが大変、血圧が上下上がって下がらない。もしもの時にと知人に
貰っていた降圧剤と入眠剤を飲み早々に寝てしまった。後味の悪い秋の夜長。
想いだすだけでも又血圧が上がりそうだ。