慌て者

慌て者と言えば少しは聞こえが良いが私に限っては粗忽ものに他ならない。
お墓掃除から初盆の用意までつつがなくとまではいかないながら何とか済ませ、
慌ただしい中にも多くの方にお参りいただきほっとしたのもつかの間。
あれがないこれがないと探し物のオンパレード。まあ2.3日たてば大抵のものは
出てくるのだが老眼鏡を見失ったときは本当に両眼を亡くしたような気分で落ち込んだ。
予備を作らねばと思いつつ必ず出てくるからと横着を構えていた。以前遠近両用
メガネを見失った時は2日後に駐車場の車のわきに踏まれもせず見つかった。又と
想いつつもこれがなければ何もできないとあちこち電話をかけ挙句の果て懐中電灯
を持って最後に出かけた整体の駐車場まで行ってみた。ここまで来たら意地でもと
車の中を室内灯をつけ捜すと助手席の下に鎮座ましましていた。いつもこんな調子
で少しは落ち着かねばと反省ばかりしている。最たるものは送り火の日を間違えて
14日に焚いてしまった。これは内緒内緒だ。