のんびり歩く

天気予報は寒波寒波と騒いでいるが窓ガラス戸越しに家の中に差し込む日差しは
結構柔らかく暖かい。持病の薬を取りに久し振りに歩いてみようと出かける。
待つ人も、急ぐ用事も無くあわてることはない。何気ない日常を丁寧に無事に
過ごすことも今後の生きていくうえでの大事なことだろうな、と自分に言い聞かせる。
いつもは見過ごす辺りの少しずつ変化していく景色を楽しみながら外出ついでに
市役所まで足を延ばす。帰りは役所の近くのカッフェで道行く人々を眺めつつ一人
ゆっくりとランチを楽しむ。こんなにのんびりした気分は久しぶり。以前は雑事は
義務のようにいやいや片づけていたがこれらも楽しみの一つと思えばなんということもない。
そういえば昔マスコミが揶揄していたこと、今日はあのお婆さん来てないねと言ったら
具合が悪いから来ていないという話。病院の待合室での話だが他人ごとではない。
少し私もその話の当事者になりつつある。