待てば海路の

5号地からの海に落ちる夕陽の撮影に2度ほど足を運んだが
いまいち雲の形といい夕陽の位置といい時期的に早く今日も日中は真夏日
の暑さというのに肝心の6時過ぎ太陽は雲隠れ、おまけに空はどんよりとした
薄鈍色、迷ったが思い切って行ってみた。だめかなとしばし釣り人の
様子を眺めていたら、少しずつ気を持たせながら西の空が薄く色づいてきた。
待てば海路の日和ありとはまさにこのこと。それからかなりの量を写した。
この際上手下手は抜きにして鮮やかな夕陽に染まった雲が写せてよかった。
そういえばはるか昔のんちゃん雲に乗るという映画があり、観賞後学校で
詩を書かせられ殊勝にも雲に乗ってなんぞの詩を書いたが、今少し見届けたいことが
多々あるので雲にのるのも、風になるのも待っていただきたい。