能ある鷹は爪を隠す

あるブログの写真に素敵な陶器を3点ほど見て色と言い形といい
私好み。早速筆不精を公認してはばからないのにパソコンゆえすぐに
コメントを入れた。ところが先日それらをそっくりいただいた。
手作りとのこと。Hさんのお人柄そのままに彩は濃くもなく無く薄くもなく
大きさも程よくこっぽりとした湯呑。いつも笑顔で控えめで微塵も自分の能力を
ひけらかせない。もう一人漬物博士。同好会の暑気払いビール飲み会にたっぷりの
ぬか漬け、遠慮せずにたくさんいただいていたら席の真ん中あたりで
大きな容器のぬか漬けは空っぽ。おそらく全員にはいきわたらなかったのでは。
この方もいつも控えめでおとなしく微笑んでいる。まさに能ある鷹は爪を隠す。
でもこのお二方はわざと隠しているのではない。人柄がそうさせるのである。
振り返って私はと思うに脳はないのに爪だけ研いできょろきょろしていて結局何もできず、
いたずらに過ぎた日々で古希目前。