地震雷火事オヤジ

地震雷火事親父と怖いものを語呂良く並べ昔からそう言われていたが
最近になって知ったことだが親父は大嵐(オオヤジ)がなまってオヤジに
なったとのこと。要するに台風の事らしい。
父親こそいい迷惑だと思うが、子供から恐れられる父親が今時いるのかなと
思わないでもなかった。
自然災害は予知できないが台風だけはあらかじめ被害を最小限にすることは
可能だと思う。食べ盛りの頃を戦中戦後物のない不自由な体験をした家人は
台風が近づくと握り飯を作れ、水をためろとうるさかったが、その頃は大きな声では
言えないが台風情報を夜中までわくわくして聞いていたほど好きだった。
今考えると守ってくれる家人がいればこそそんな傲慢なことを言えたのだと
深く反省をしている。最近は地震雷火事台風の被害が大きくひどくなり身をひそめるように、
又それとなく食べ物や水、懐中電灯を用意し暮らしている。家人の言葉が耳に
少し残っているのも否めない。