夜の雨

夜来の雨に気のめいること甚だしくバカの考え休むに似たりという
状況におろおろしています。いつ果てるともわからない介護生活
と自分の命。身近に奥様を10数年介護をし見送られ余生を楽しんで
おられる方や病気療養中のご主人様を甲斐甲斐しく支え日々明るく
過ごされている方。足元にも及ばないわが身。そんな方たちから見れば
自覚が足りないと一喝されそうですが、老後を生きるとは孤独とどう
向き合って生きるかということだとそれこそバカの考えで思います。
雨音は少しずつ遠のいて東の空からかすかに日がさしてきています。
落ち込んだ心にもわずかな日がさしてくれればと願っています。