霧の中

全てを白日の下にさらすということは日々生きている中では難しく
恥多き来し方を振り返ると何もかもを霧の中に閉じ込めておきたいと思う
事がままあります。
先日の志高湖は湖全体が霧におおわれ幽玄の世界に足を踏み入れたような驚きと
連れがあればこそのおぼろな景色を堪能し秋の気配をそこ此処に感じ
しばし時間が止まったような、ゆったりとしたひと時を過ごしました。
霧の中に飛び込んでしまえばそれはそれで楽しく、偶然に写っていた写真の中の
二人連れもほほえましく共感を覚えます。