熊本大地震

地震で家屋敷をほぼ無くしたも同然の友人より新鮮なソラマメがどっさりと届いた。
皮肉なことに畑の野菜はすくすくと育っているとのこと。例年ならカラスにほぼ
食べられていると嘆いていたのだが。カラスも地震に恐れをなしたのか
その話はとんと聞いていない。同封の写真を見る限り倒壊地滑りのすさまじい事。
何事にも動じない肝っ玉母ちゃんが、怖くて震えていたと言う。専業主婦の鏡ながら
道楽の限りを尽くして書画骨董絵画、紫檀だの黒檀だのとそれらを陳列する飾り棚、
挙句の果てには南阿蘇に別荘兼自宅を父ちゃんに内緒で建てた時には我が親友ながら
ビックリしたが、それらを一瞬の地震ですべてなくし同情慰めの言葉も見つからないが、
本人はいたって元気。ここまで来たら笑うしかないという。天が終活断捨離をしてくれたと
のたまう。こちらとしてはあの美術館のような家がなくなったと思うとあきらめが
つかないのだが。