ナビは本当に正しいの？

連休に帰省してきた息子が珍しく湯布院に一泊してどこかドライブに
行こうという。大分で行くとしたらやまなみハイウエイ、阿蘇の雄大な
自然しかないと思い、張り切っていたが最初のつまずきがやまなみ経由
湯布院行きだが、やおらスマホのナビを出し、国道２１０号線か高速しか出てないという。
生憎今日は霧で高速は不通。ナビはそこまで親切ではないだろう。
数えきれないほどの湯布院通い。、任せてと我が道を行くも奴は少し不機嫌。
阿蘇には瀬の本から順調にいき根子岳のほうには少しガスがかかりそれでも
普段の雄大な自然は満喫した。問題はそれからである。帰りは又瀬の本から
九重経由で帰ればよいものをナビの通りに行く。一宮から阿蘇神社、大回りして
竹田に出る。中九州道路をというもナビに出てないとこれも又温見経由の狭い
曲がりくねった野津原の旧道、不穏な空気になるもひたすら我慢と忍耐。
野津原診療所の前で又ナビ。ここは家人の看病の為に半年ばかり通った道。
人間ナビに聞けばよいものを。ここでまた無言の我慢。大道トンネルを過ぎたころ
初めて我が家への道を聞かれる。よ〜しここぞとばかりナビはどう出ているのと
聞き返した。今さらと思うもやおらもったいぶって近道を教える。
道の駅で買ったおうむ返しにこたえる熊もんのおもちゃに向かって朝晩大バカ息子と
怒鳴っているが、これでいくらか気分が落ち着いて来た。